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エリオル「完全にさくらさん達は私達の存在を忘れていますね。雨寺君!」
輝「あっ、ああ、そうだなぁ!別に良いんじゃないのか。」
(皆が椿さんのペースに乗せられている中に、コイツから逃げる方法を考えないと、・・・)
エリオル「そうですか。後、逃げようなどという考えは無理ですからね。僕が簡単に貴方を逃がすと思いますか?」
輝はエリオルに問い詰められる。
輝「いや、思わない。でも、椿さんって頼りなるなぁ。」
エリオル「それは友人としてですか?それとも、・・・」
輝「それとも、何だ!勿体つけずに言えよ?」
(それは自分でも、判らない!)
エリオル「言っても良いんですか?貴方が困るだけですよ?」
輝「うっ、/////わ、/////解ったから、言うのは止めてくれ!」
輝はエリオルに言われ、焦っている。
(コイツの言う通り、言われると困る。後、恥ずかしいから、早く、着替えたい!)
輝はそわそわしていた。
エリオル「ん、どうかしましたか?」
輝「い、いや、別に!」
(うっ!完全に見透かされている気がする?)
エリオル「もしかして、僕が言った事を気にしてるんですか?」
輝「(ギクッ!)そ、/////そんな事、あるはずがないだろ!だ、/////だって、椿さんは年上だから、僕の事はからかってるだけだと思う。そう信じたい。」
エリオル「そうなんですか!?だと良いんですがね。」
(僕は観た所、椿さんいや、白峰さんは貴方に対して、本気としか考えられませんね。彼女は嘘をつける様な人じゃないですからね!さくらさんや李君が好きだった人とはわけが違いますから。)
輝(紅葉を裏切るわけには、・・・。)
エリオル「今、何か言いましたか?」
輝「気のせいだろう。」
エリオル「いや、今確かに、何か言いましたよね?藤堂さんが何とかって・・・。雨寺君はもしかして、藤堂さんに弱みを握られているんですか?」
輝(うっ、うわ~、コ、コイツ、何で解るんだよ?)
エリオル「図星の様ですね。彼女は意地が悪そうな人ですもんね。」
輝「お前に何が解るっていうんだよ。」
エリオル「僕は貴方の気持ちを解りたくも無いですよ。でも、雨寺君が藤堂さんの事が嫌なら、付き合わなければ、良いと思いますよ。どうして、彼女と一緒に居るんですか?」
輝「そ、それはアイツは親の決めた許嫁だから、どんな事があろうとも、裏切る事は絶対に許されないんだから。」
エリオルは困った顔をしてこう言い放った。
エリオル「本当、貴方ってお人好しで呆れた人だな。本当にそれで良いと思ってるのか?」
輝「い、良いわけじゃないけど、まだ、先は長いんだから、今直ぐには答えは出せるわけがない。」
エリオル「今直ぐに答えを出しなさいとは僕は一言も言ってませんよ。今の貴方には考える時間が必要ですね。最終的に決めるのは僕ではなく、貴方なんですからね。」
輝「そんな事はお前に言われなくても解ってるよ。本当にお前はムカつく奴だなぁ!」
エリオル「ムカつきたいのはこっちの方ですよ。雨寺君!」
エリオルはムッとした顔で言った。
桜「さっきから、エリオル君達は何のお話をしてるのよ?」
桜は頭に?マークを浮かべながら言った。
小狼「藤堂が雨寺の許嫁?そんな話は初耳だぞ!」
知世「ええ!私もですわ!」
椿「私は何となく、そんな感じはしてましたわね!」
知世「あら、理解してらしたんですの!?私は椿さんの事をただの天然さんかと思ってましたわ。」
小狼「俺も、大道寺と同じ事を考えたよ。俺はこの人の事をただの馬鹿な人だと思ってたよ。」
桜「でもね、椿さんは一途で良いんじゃないの。だって、雨寺君の事が大好きなんだから!(きっぱり)」
知世「さくらちゃんの仰る通りですわ~!」
小狼「ああ、そうだなぁ!」
椿「さ、/////桜ちゃん!そ、/////そうはっきりと言わなくても、・・・。」
椿は顔を赤くして、答えた。
椿「もみじちゃんが(輝の)許嫁ですかぁ。嘘だったら良いのですのに。・・・はぁ~。(溜息)」
椿は今思い出した様に落ち込んでいたのだ。
知世「あのぅ、私は椿さんの事で、調べたのですけど、椿さんは雨寺君の遠い親戚だそうですわね。」
知世の突然の発言に一同は驚愕する。
~襖の中の人達~
エリオル「僕は何となく、そんな気がしてましたよ!」
輝「何となく?そんな根拠はどこから?」
輝は疑問に思って、エリオルに聞いた。
エリオル「(聞いていない。)大道寺さんは白峰椿さんが貴方の遠い親戚だと言いましたよねぇ?」
輝「ああ、確かに、言ってたなぁ。」
エリオル「貴方のお婆様の妹さんまたはお姉さんまたはお兄さんまたは弟さんの娘だと思われます。」
輝「僕のお婆様の姪っ子さんの!?まさかね?あははは!(苦笑い)」
輝はエリオルの発言を信じたくない様だ。
輝(完全にコイツのペースにのせられてしまっている。自分のペースを取り戻さないと・・・)
輝は我に帰ると、目を閉じて、意識を集中した。
エリオル「動かないという事は僕にやられる覚悟が出来たという事ですね?だったら、こちらから行かせて貰いますよ?」
エリオルは身構えた。
~襖の外の人達~
小狼(先程より雨寺の魔力が上った様な気がする。俺の力で、結界が打ち破れるか不安になった来たな!コイツ、俺が思ったよりもやるぞ!柊沢の奴、嘘吐きやがってぇ~、出て来たらただじゃ置かないからなぁ!)
小狼はエリオルに嘘を吐かれた事が許せないでいる。
桜(小狼君たら、また怒ってるよぉ!多分、エリオル君に対してだよね?ほえええ、それにしても、この魔力は凄いよぉ~!)
桜が思ってたよりも、強い魔力に驚いていた。
椿(流石は”輝”って書くだけの事はありますわね。だからこそ、私は貴方を嫌いになれないんですよ。これは私のお陰ですわよね?)
知世(ああ、皆さん、突然黙り込んでしまって、どうなさったんでしょうか?まさか、その時が来たのでしょうか?私、つばきさんのお手並みを拝見させて頂きますわよ!)
椿「何を驚いているんですか?、怖気づいちゃったんですか?やはり、年上である私がやらねばなりませんわね!」
小狼「俺は怖気づいてなんかいません!だったら、何か、秘策があるんですか?」
椿「有るには有りますよ!ただ、これを使って良いもののかどうか・・・」
知世「有るんですの!だったら、早速、やって下さいませんか?」
知世はニヤリと妖しい微笑みを浮かべながら、言った。
桜「汚いやり方だったら、さくらは嫌だよ!」
椿「(ドキッ)バレちゃいましたね!でも、この方法しか私は思いつかなかったんですよ!」
知世「食べ物で釣るという事ですわね!」
椿「はい!」
桜・小狼「やっぱり、そうだと思ったよ!」
椿「でも、もう一つ方法が有りますわよ!」
知世「何ですの?」
椿「弟さんと妹さんが喧嘩してらっしゃると言えば、直ぐに飛んで来ますよ!」
知世「嘘吐くという事ですね!それは良い考えですわ!」
桜「良い考えだと思うけど、でも嘘は駄目だよ!」
小狼「嘘は駄目?でも、時と場合によるんじゃないのか?」
一同が話していると、玄関の開く音がなった。
知世「あら?何方か、帰って来ましたわよ!」
桜「ホントだ!」
玄関で話し声が聞こえる。
女の子「誰か、遊びに来てるみたいだよ?縁君!」
縁「ホントだ!結衣ちゃんの言う通りだぜ!沢山来てる~!後、郵便桶に郵便物が入ってたの取って来たよ!」
結衣「有り難う!縁!それより、結衣達がお兄ちゃん帰って来たのに、呼びに来ないってどういう事なの?」
縁「それホント!どういう事だよ!」
双子はムッとしながら、玄関を後にした。
結衣・縁「お姉ちゃん達、こんにちは!こんな所で何やってるの?」
一同「!?」
一同、双子の突然の発言に驚愕する。
桜「あっ、えっと、これはね、ちょっと、理由(わけ)が有って、締め出されちゃったのよ!あははは!って笑い事じゃないよね!だよね?小狼君!知世ちゃん!椿さん!」
知世「ええ、さくらちゃんの仰る通りですわ!なので入ろうにも入れませんのよ!柊沢君のせいで!ああ、可愛かったので、雨寺君を録りたかったですわ~!私、がっかりですわ!」
小狼「大道寺の言う通りだ!雨寺があのままじゃ、可哀想過ぎるし、俺は柊沢の奴はいっぺん、死ねば良いと思うぞ!(黒)」
桜「もう~、小狼君ったら、心にも無い事言わないでよ!」
椿「柊沢さんはあそこまで、変態だったとは正直、私は呆れましたわ!それから、ともよちゃん!あきらはあたしの物ですよ!お持ち帰りは許しませんわよ!」
知世「いえ、つばきさん!雨寺君の本体はお持ち帰りしませんわよ!私は映像だけで満足ですわ!その本体はつばきさんが煮るなり、焼くなり、食べるなり、お好きになさって下さいな!」
椿「最後の食べるって、何でしょうかね?私には意味が良く解りませんわよ!」
桜・小狼「食べる!?何だ、それ?」
結衣「えっ、椿姉ちゃんがお兄ちゃんを食べるの!?それね、ゆいに断ってからしてよね!」
縁「何それ!?」
知世「ゆいちゃん!それを解って言ってらっしゃるのですか?」
結衣「勿論、知ってるよ!知世お姉ちゃん!確か、大人がやるあれでしょ?」
知世「えっ、え、ええ、そうですわよ!(焦り)」
(最近の小学生は恐ろしいですわね!)
桜・小狼「・・・・・!」
椿「食べるって、そういう意味でしたの!それはちょっと、・・・」
桜「うん、そうみたい!あっ!でも、でも、さくらはそこまではやられてないよ!と、途中まではされそうになったけどね!しゃ、/////小狼君に!」
小狼「さ、/////さくら!よ、/////余計な事言わなくて良いよ!大道寺にバレたら、何されるか判ら・・・」
知世「李君!何か、仰りたい事が有るのでしたら、私にハッキリと、仰って下さらないと困りますわねぇ?(黒)さくらちゃんに何かしましたのね?可笑しな事だったら、私は許しませんわよ!」
小狼「ううっ、さくらが余計な事言うからコイツが、・・・」
桜「だって、変な事を言い出したのは知世ちゃんでしょ?私は悪くないよ!」
椿「そうですよ!でも、さくらちゃんもそんな事言っちゃ、いけませんよ!」
桜「ごめんなさい!」
椿「ああ、でも、食べるのはあきら本人に聞かないと駄目ですよね?」
椿は襖の前に行こうとする。
結衣「椿姉ちゃんがお兄ちゃんの事、本気で食べたいの?駄目だよ!だって、お兄ちゃんはゆいのだからダメだよ!勿論、他の人もダメだよ!」
結衣は襖の前で、椿をとおうせんぼする。
結衣「行かさせないもん!」
知世「ああ、私はどうしたら良いのでしょうか?困りましたわ!開けて確かめてみませんと?」
結衣「だから、ダメだって言ってるでしょ?ゆいが確認するの!」
エリオル「何ですか?一体?騒がしいですね?」
エリオルが襖を開けた。
小狼「元はといえば、こうなったのはな、お前のせいだよ!柊沢!」
エリオル「大道寺さんのせいではじゃなく、僕のせいですか?僕ではなく、やろうと言い出したのは大道寺さんですよ!」
知世「あら?そんな事、私は言いましたっけ?私は一度も、そんな事を言った覚えは有りませんわよ!仰ったのは柊沢君では有りませんの?」
知世とエリオルは罪の擦り付け合いを始めたのだ。
輝「あのさぁ、どっちが始めたとかさ、実際、関係無い!どちらも悪いぞ!こんな事、やって良いと思っているのか?」
知世「元はといえば、雨寺君が可愛らしいのがいけないんですのよ!」
エリオル「そうですよ!貴方が可愛いのがいけないんですよ!悪いと思ってるんですか?雨寺君!」
輝「はぁ?何言ってるんだよ?コイツらは!意味が解らない!これは僕に対しての人権侵害なんじゃないのかなぁ?2人共!」
小狼「確かに、雨寺の言う通りだ!お前らのやった事は全てお見通しだ!いい加減に認めたらどうだ?」
桜「それに関しては、私も悪かったよ!許してくれるよね?雨寺君!」
輝「あ、ああ!別に良いよ!木之本さんはさ!」
桜「許してくれて有り難う!雨寺君!」
輝「いや、解ってくれれば良いんだ!木之本さん!」
結衣「お兄ちゃんも勿論悪いよ!ゆいのかんざしとお母さんの浴衣を勝手に使って~!悪いと思ってるの?」
輝「えっ?帰ってたのか?結衣!お帰り!ああ、勿論、悪いと思ってるよ!許してくれるか?」
結衣「うん!良いよ!でもね、条件が有るの!お兄ちゃんがその格好で今晩、ゆいが良いってゆうまでそのままでいてよ?じゃないと、許さないからね!」
縁「結衣、それ良いなぁ!俺その意見に賛成!兄ちゃん、結構似合ってるよ!」
輝「うるさい!縁!ふざけるな!結衣!後で、お母様に謝っとかないと大変だなぁ!」
お母さん「あら?皆さん、揃って何やってるの?楽しそうね!私も混ぜてくれないかしら?」
椿「あっ、時雨さん、こんばんは!これはその・・・」
時雨「こんばんは!つばきちゃん!あら、どうしたの?つばきちゃん!」
知世「こんばんは!雨寺君のお母様!これはですね!仮想大会で必要な服の試着を雨寺君にして貰っていましたのよ!おほほほ!で、勝手に、お母様の浴衣をお借りしてすみませんでした!後日、私が洗ってお返しいたしますわ!なので、雨寺君の事は私に免じて、許してあげて下さいませ?」
時雨「そこまでしなくても、良いわよ!知世さん!」
知世「ですが、それでは私の行為が・・・」
エリオル「ゆいさんに何も言わず、僕はかんざしを借りた事は悪いと思っていますよ!なので、雨寺君の事は僕に免じて、許してあげて下さいよ?」
結衣「ゆい、しょうがないから、許してあげる!エリオル兄ちゃん!(ニッコリ!)」
エリオル「可愛いのは罪ですよ?ゆいさん!チュッ!」
エリオルは結衣の手の甲にキスをした。
結衣「ひゃぁっ!/////」
小狼「お前は小さい子に何やってるんだよ?柊沢、ちょっと、こっちへ来い?」
エリオル「貴方はいきなりなんですか?」
エリオルは小狼に無理矢理連れて行かれた。
桜「あれぇ、知世ちゃん!小狼君とエリオル君、どこ行ったか知らない?」
知世「さくらちゃん!李君と柊沢君なら、お庭に出られましたわよ!」
(正確には李君が無理矢理、柊沢君をお庭に連れ出したんですのよ!)
桜「ほえええ!?お庭!?今は2月で寒い時期だよ!大丈夫なの?」
知世「多分、大丈夫だと思いますわよ!(ニッコリ!)」
知世は妖しい微笑みを浮かべて言った。
桜「何か、今の知世ちゃんは怖いよ!」
知世「あら、そうでしょうか?何時もの私ですわよ!可笑しなさくらちゃん!」
桜「私、心配だから、探してくるね!知世ちゃん!」
知世「さくらちゃん、行ってらっしゃい!」
桜は2人を探しに行ってしまった。
椿「あれ?さくらちゃんは?」
知世「さくらちゃんなら、李君と柊沢君を探しに行かれましたわよ!」
椿「そうなんですか!では、ここで待ちますわ!」
知世「その方が良いですわ!それより皆さんはどうなされましたの?つばきさん!」
椿「時雨さんは台所!ゆいちゃんとえん君は自室に戻られましたわ!」
知世「後、雨寺君はどちらに行かれたんでしょうか?」
椿は首を傾げてこう言った。
椿「あら、先程まで居たんですけどね、今はどこに居るか判りませんわね!」
知世「そうですか!まさかと思いますが、つばきさん、私に雨寺君を隠してらっしゃるんじゃないでしょうね?」
椿「私がそんな事をするとでも思ってるんですか?」
知世「つばきさんは雨寺君とお友達だからですわ!」
椿「えへへ、バレちゃいましたか?」
知世「バレバレですわよ!雨寺君はまだ、そのお部屋に居らっしゃるのでしょう?」
椿「居ますよ!本人に誰も入れるなと言われましたわ!」
知世「では、強行突破あるのみですわ~!えい!」
知世は勢いよく襖を開けた。
知世「あら?もう着替えられましたの?」
輝「大道寺さん、一足遅かったな!」
椿「ああ、無事で良かったですぅ~!でも、部屋着の浴衣、すっごくお似合いですわよ!てる!」
輝「そ、/////そうですか?だ、/////だからって、いきなり、抱き付かないで下さいよ!椿さん!/////」
椿「ともよちゃんへの復讐ですわ!」
知世「つばきさん、邪魔ですわよ!これでは肝心な雨寺君が録れませんわ!男装姿をこの目で録ろうと思いましたのに!あら、どちらに行かれるんですの?お話は終わってませんわよ?つばきさん!」
椿は輝をお姫様抱っこして去ろうとしていた。
椿「貴女は何をするか判りませんので、観てられませんわ!」
輝「ちょっ、/////ちょっと!/////椿さん、これはどういうつもりですか?お前は僕を馬鹿にしているのか?今直ぐ、降ろせ!」
椿「嫌ですよ~だ!帆と堀が過ぎるまで、このままで居て頂きますわ!お~ほほほ!」
知世「そうですか!では、今回はこれで引き下がらせて頂きますが、今度はそうは行きませんわよ?つばきさん!」
知世は捨て台詞を言うと桜の所へ向かった。
椿「邪魔者は居なくなりましたわね!さてと、・・・」
椿は輝を床に降ろすとこう言った。
椿「輝を食べても良いでしょうか?」
輝「はぁ?お前何言ってるのか、話が見えない!」
輝は困った顔で言った。
椿「食べても良いでしょうか?と言ったんです!」
輝「何?僕に食われたいの?何、物騒な事言ってんだよ?アンタは!」
椿「ですから、私が貴方を食べたいんですわ!」
椿は輝を壁側に追い詰める。
輝「ちょ、ちょっと、待て!つばき、こんな所で何しようとしてるのかなぁ?誰かに観られるぞ?」
椿「散々、私に恥をかかせて、今さらなんですか?」
椿はさらに輝を追い詰める。
輝「いや、いや、待て!待て!イマイチ、意味が解らない!」
椿「問答無用!それなりの罰を受けて貰わなければなりませんわ!目に目を歯に歯をです!」
そう言うと、椿は輝の腕を無理矢理掴むと、唇に口付けを落とした。
輝(力が抜ける!何だこれは?)
椿の口付けはだんだん深くなっていく。一方、輝はその度に快感に襲われていく。
椿は数時間後、我に返ると、自分の傍らに横たわる輝が居たのだ。
椿「私は何て事したんでしょうか?」
輝「うっ、・・・うん・・・何かあったのか?」
椿「あっ、ごめんなさい!私、酷い事をして!てるは怒ってますよね?」
輝「い、/////いや、別に、怒ってない!ただ、驚いただけだ・・・よ!それより皆は?」
輝に言われると、椿は周りを見渡す。
椿「それがですね、・・・気配がありませんの!」
輝「えっ!?アイツら、帰ったのか?」
椿「多分、そうだと思いますわ!」
輝「ちょっと、様子見てくるから、そこで待ってろ?」
椿「てる!行ってらっしゃい!」
輝は家の外へ出て行った。
?「あにゃたは住み置けにゃい人ね?」
椿「あら?美琴ちゃん、お帰りなさい!そうでしょうか?」
美琴「そうだお!アンタは憎いおんにゃねぇ!」
美琴は捨て台詞を吐くと去って行った。
暫くして、輝は椿のもとに戻って来た。
椿「お帰りなさい!どうでしたか?」
輝「居なかった!」
椿「そうでしたか!せめて言って下されば良かったのに!後、そろそろ、兄弟の契約を考えて下さいませんか?」
輝「何で?今、そんな事しないといけないんですか?今、じゃなくても良いじゃありませんか?」
輝は椿の突然の発言に戸惑っている。
椿「誰も居ないし、良いじゃありませんの?」
輝「べ、別に良いですけど、契約ってどうすれば良いのでしょうか?」
椿「私にキスして下されば、良いですわ!」
輝「解りました!」
輝は椿の手の甲に口付けを落とした。
輝「これで良いんですよね?」
椿「それで結構ですわ!」
(ああ、唇にキスをしてくれると、期待しましたのに!してくれたので、まぁ、良いですわ!)
輝「どうかした?」
椿「うん、ちょっと、考え事をしていただけですわ!おほほほ!」
輝「!?」
椿「私の弟になられるのなら、名前を付けないと、でも、てるいや、あきらには既に源氏名が有るんですわよね?確か、秋雨(あきさめ)でしたわよね?」
輝「あっ、はいそうです!」
椿「私の考えた名前のコスモス!コスモスは漢字では秋と桜で秋桜(コスモス)なんですの!これは必要はありませんわよね!」
輝「こすもす!?どうして、そう書くんですか?」
椿「お花の形が桜に似ているからだそうですわ!」
輝「これって、当て字なんだなぁ!ふ~ん!って、後、勝手に止めないでくれる?」
椿「という事は気に入りましたの?気に入って下さって良かったですわ~!」
輝「まだ、良いとは言ってないですよ?椿さん!ちょっ、ちょっと、どこへ行くですか?」
椿は玄関へと向かおうとする。
椿「秋桜~!私をお家の近くまで、送り届けなさい!」
輝「はい、只今、参ります!」
(ホント、調子良いんだから、椿さんは!)
輝は可笑しな名前を付けられたあげく、椿を送る羽目になったのである。
終わり
もう一度、最初から御覧になりたい方はこちら。→前編
03 | 2025/04 | 05 |
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HN:碧 茶々(みどり ちゃちゃ)(別館2件は心美名義で。)
出身地:大阪府東大阪市(完全な関西人じゃないです。)
年齢:20代
血液型:A型
星座:山羊座
干支:寅年
身長:149cm(身長低いな。)
誕生石:ガーネット(柘榴石)
誕生守護石:オニキス(黒メノウ)
好きなパワーストーン:ローズクォーツ(紅水晶・紅石英)
好きな食べ物:チョコレート,チョコレート菓子,洋菓子,和菓子,甘い料理,辛い料理,酸っぱい料理,こんにゃく,鮭,豚肉,鶏肉,寿司,中華料理など
好きな飲み物:コーヒー(昔より、平気になった。),抹茶,紅茶,ハーブティー,はぶ茶,緑茶
苦手な食べ物:牛肉
好きな男性のタイプ(出会いは求めてません。):駄目な事は駄目って、言ってくれる人。例として、コーヒーで苦そうな味な物をあたしが選んだ場合、「俺がそれを頼むから、お前が選ぶなよ。」って言ってくれる方が良いです。ジャニーズアイドルで理想に近いのは、TOKIOの末っ子の松兄と智也です。後、嵐の相葉ちゃんかなぁ!?
好きなジャンル:ファンタジー,ラブコメ,ミステリー,サスペンス,オカルトなど
好きな漫画:少女漫画(カードキャプターさくら,学園アリス,好きです鈴木くん!!,セーラームーンシリーズなど),少年漫画(エデンの檻,金田一少年の事件簿,國崎出雲の事情,女王蜂,名探偵コナン,境界のRINNE,クロスゲーム,ひぐらしのなく頃に,ロザリオとバンパイア,BLOODシリーズ[BLOOD+・BLOOD-Cなど],ポケットモンスターシリーズなど)
好きな小説:放課後シリーズ(探偵の女の子が三原千春みたいな子です。),少年探偵セディシリーズ(主人公が江戸川コナンみたいな女の子です。)など
好きなドラマ:恋して悪魔,花より男子,金田一少年の事件簿など
好きな女優・男優:中山優馬(アイドルで、パーソナリティーもやっている。今の優馬君も、幼い頃の優馬君も、大好きです。),小池徹平(ミュージシャンでもある。),仲間由紀恵,松嶋奈々子,知念侑李(優馬君と同じジャニーズのユニット3人組のNYCの子です。侑李君は天使だとあたしは思います。因みに、優馬君は小悪魔だと思います。で、山ちゃん(山田君)は両方だと思います。),あっちゃん(前田敦子),ゆうこちゃん(大島優子)など
好きなアイドルグループ:嵐(基本、全員好きです。),TOKIO(TOKIOでお気に入りは松岡さんと城島さんと長瀬君),KinKi Kids,V6,中山優馬w/B.I.Shadow,NYC(NYCでお気に入りは優馬君と侑李君),AKB48(最近、お気に入りはAKB48のメンバーで、演歌歌手でもある岩佐美咲ちゃん)など
好きな声優:くまいもとこ,松本梨香,坂本真綾,高山みなみ,林原めぐみ,折笠愛,佐藤ゆうこなど
好きな歌手:坂井泉水(ZARD),倉木麻衣,GARNET CROW,ゆず,竹内まりやなど
好きなゲーム:ポポロクロイス物語(主人公が江戸川コナンみたいに乗り物の運転が得意な木之本さくらみたいな天然王子様),マザー2,ポケットモンスター,ゼルダの伝説など
マイブーム:少年舞妓・千代菊がゆく!(最終回が気になります。)